SUB THEME 3
地震発生の長期評価
高度化技術の開発
観測データや大規模シミュレーション等を活用することにより地震発生の長期評価の高度化に役立つ研究開発を行います。地震カタログに新たに情報を付与し、震源断層モデルや地殻活動予測モデル等を進化させた地震発生モデルを構築することにより長期評価を発展させます。
Hi-net によって観測された地震の震源分布*
それぞれの点の色は深さを表し深くなるにしたがって、赤から黄、緑、青へと色が変わっている。これらの地震の分布状況から日本列島周辺にあるプレートの姿が現れる。
* 図には2015 年に発生した、マグニチュード2.5 以上の地震を示す。
南海トラフでのスロースリップイベント
南海トラフ沿いで繰り返し発生している、スロースリップイベントを数値シミュレーションによって再現した結果。白に近い明るい色の部分はスロースリップが発生していることを示している。
スロー地震活動
2003 年以降のスロー地震(深部低周波微動、深部超低周波地震、スロースリップイベントをそれぞれ赤丸、青菱形、緑太線で示す)の活動。南海トラフ沿いでは、これらのスロー地震が繰り返し発生している。