海底観測網のデータをJR東海とJR西日本が活用開始へ


平成31年03月19日
国立研究開発法人防災科学技術研究所

 地震津波火山ネットワークセンターでは、MOWLASの海底地震津波観測網による地震観測データを鉄道地震防災へ活用するため、データ伝送方式の開発や鉄道向け配信システムの構築などを行い、鉄道分野で初となる新幹線列車制御への導入に貢献してきました。
 このたび、海底地震計情報の配信準備が完了したことから、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)と西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)において新幹線早期地震検知システムへの活用が2019年4月16日より開始される予定となりましたので、改めてお知らせ致します。

JR東海 :東海道新幹線における地震検知の早期化について
     (2017.10.30 JR東海ニュースリリース)
JR西日本:地震対策の進捗とさらなる取り組みについて
      早期地震検知体制の強化について<海底地震計を活用した地震検知体制の強化>
     (2019.03.19 JR西日本ニュースリリース)

※参考※
防災科研:海底観測網データが初めて鉄道の地震防災対策に活用開始へ
     (2017.10.30 プレス発表資料)
JR東日本:新幹線早期地震検知システムへの海底地震計情報の追加導入について
     (2019.01.18 JR東日本ニュース)