ご挨拶


 防災科学技術研究所の地震津波火山ネットワークセンターは観測を通じた災害の軽減を目指して、陸域の地震火山観測網および海域の地震津波観測網を全国に整備し運用するとともに、さまざまな研究開発を行っています。
 平成7年の阪神・淡路大震災を受けて、防災科学技術研究所では世界でも類を見ない陸域の地震観測網を全国に整備してきました。これらの観測網は、緊急地震速報をはじめとする地震防災だけではなく、多くの地球科学現象の発見に貢献してきました。その後、平成23年の東日本大震災を受けて、世界最大規模の海域の地震津波観測網が整備され、津波を含めた研究開発が進められています。また、重点的に強化すべき火山の観測施設の整備・運用を進め、火山監視に利用しています。
 この陸海統合地震津波火山観測網(MOWLAS:モウラス)で得られたデータは広く一般に公開されるとともに、関係府省庁や自治体、民間企業等にも直接伝送され防災に活用されています。また当センターでは、地震動や津波の即時予測・地震発生の長期評価など震災軽減に直結する観測データ駆動型の研究開発を進めています。
 当センターは地震津波火山観測の中核機関として、これからも我が国の地震や津波、火山に関する基盤的調査研究の進展に貢献し、得られた知見に立脚した防災科学技術の発展に向けて災害を観測し予測するための研究開発を推進して参りますので、皆様のご支援をよろしくお願い致します。

地震津波火山ネットワークセンター
センター長             青井 真